臨床心理学総論B第七回講義(集団療法)

2009年11月25日 | By sano | Filed in: 臨床心理学総論 (2010年度 資料).

 前回お話した家族療法の流れから、今回は集団療法についてお話しました。この技法は一人のカウンセラーと複数のクライエントとがひとつのグループを形成し、治療的活動を行うものです。講義中にもお話しましたが、このグループでの活動は、カウンセラー・クライエントという2者関係では成立しない、クライエント同士の人間関係というものが生じてきます。

 現在の社会では、集団になじめない、集団に入れないなどの「集団適応の困難」という問題が多く存在するように感じます。このグループ活動における人間関係の訓練によって、集団適応の問題の軽減がされるかもしれません。

 こういった意味で、集団療法というのは、現代人の精神的健康の向上に有効ではないかと僕は考えています。

 次回は子どもの心理療法である遊戯療法(プレイセラピー)について扱います。


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