資格と実学志向の昨今ですが…

2011年4月26日 | By kasai | Filed in: 「ダンスセラピー・リーダー」資格, 「保育士」資格, 「精神保健福祉士」資格, 「認定心理士」資格.

資格についていろいろとブログに書いています。以前、就職委員だった頃からの流れもあり、また教務委員で認定心理士の担当でもあり、そのため説明を含めて書いていますが、本当は「資格と実学志向…」については少し懸念しています。
世界的な不況やら経済的混迷の中では、資格の一つも持って世の中に出ていくのは大事なことと思っていますが、それだけではない…という思いが強いのです。

資格を取るために大学に来るようになった感じがありますが、以前はそんなことはなく、「学ぶことを通じて成長すること」が大学で得られる大きな収穫だったと思います。というか、大学教育は資格とか実学とかという言葉ではすぐに言い表せない「大きな能力の育成」に関わっているものだと思っています。
資格がないと入れない業種や職種の場合は、通行手形としての資格が必要なので、それは頑張ってとらないといけません。しかし、大学で四年間過ごすというのはどうもそういうこととは違う、大きな事柄と関わっていると思っているし、実際、そういうことだと実感しています。ただし、これを説明するとひどく長くなりそうなので、少し違う角度から説明してみることにします。
それは、大学三年生、四年生になってくると学生がずいぶんたくましくなっている!!という実感があるのです。もちろん、いろいろな学生がいるので、残念ながらそうした感じがしない人も確かにいます。しかし、明らかに一年生、二年生とは違う「厚み」というか「存在感」というか…そういうことを三年生、四年生になると感じられてくるのです。
「資格」ということに引き寄せて言ってみると、「資格がないといけない」というような当たり前で常識的な理解に留まっておらず、「それはそれとして…」というように、少し広く高い地点から物事を見ていたり考えていたりする感じなのです。

少し言い過ぎてしまうならば、「資格、資格…」とひどく気にして神経質になっているのではなく、資格を取ってその職場に入ること、そういう業界で働くこと、そうしたことの全体についての善し悪しやメリット・デメリット、そうしたことも視野に入れられるようになっている…といったようなある種の余裕というか…。
やはりすっきりと言葉にするのは難しいですねえ。
なお、難しく言い換えると意外に簡単に言えることではあります―すなわち「善し悪しを判断する自分自身の判断基準そのものを相対化する能力、あるいは自分自身の見方を棚上げする能力」…。分かりにくいのですが、分かってもらえるかなあ。



Comments are closed here.