質問にお答えします-後期第3回-

2012年10月25日 | By mori | Filed in: 心理学(2012年度).

(全文を読む場合はタイトルをクリック) 第3回の授業に寄せられた質問にお答えします。

Q1. 行動の可能性がないところでは、知覚ではなくなんと呼ぶのでしょうか?

A1. 行為の可能性がないところはありません。したがって知覚は常にあります。どういうところが、行為の可能性がないところだと思いましたか。

 

Q2. 「自己意識」についてなのですが、イルカ等は独自のコミュニケーションツールを持っているそうです。それが言語に近いものがあるのだとしたら、言語をもっている=自己意識が持てる、というのは目に見える文字がある、ということなのでしょうか。

A2. コミュニケーションをすることと、言語を持っていることは違います。よって、コミュニケーションをするからと言って、自己意識を持っているとは限りません。いずれ授業でやります。また言語を有するからと言って文字を有するとは限りません。無文字社会というのがありました。かつての日本もそうでした(相当前ですがね)。

 

Q3. 昔の考え方で言う「行為の可能性が推論にある」を今授業でやっている考え方と比較してもう少し詳しく知りたいです。

A3. この考え方は、心理学の主流なので、教科書っぽい本の「知覚」のページを参照して下さい。いくらでも載っていると思います。

 

[今日の一句]

知覚とは 感覚思考 とは違い 行為が出来る 可能性なり

[ひとこと]

知覚は行為の可能性ではなく、行為の可能性を環境から抽出する活動です。よって、次のようにした方が正確です。「知覚とは 感覚思考経由せず 行為の可能性見出すことなり」(字余り)。でも今回の授業をうまく要約してくれたと思います。


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