質問にお答えします-第9回-

2014年12月17日 | By mori | Filed in: 心理学概説(2014年度).

(全文を読む場合はタイトルをクリック) 前回の授業内容に関する質問への回答です。

Q1. 小児性愛者などの加害者は、昔自身が被害にあっていたことが多いらしいのですが、それはどういうことですか? 何か精神的な病が関係しているのですか。

A1. 昔の被害者が長じて加害者になるという現象は、虐待でよく語られました。性被害について同じことが言われていたか、定かではありません。仮に言われていたとしても、被害者が加害者となる確率がどの程度あるかは、調査してみる必要があると思います。要するに、被害と加害の連鎖が客観的に裏付けられるかを調べてみないと、ということです。加害者が、加害の原因を自らの被害体験に帰属して、納得しているだけかもしれない。さて、調べてみて下さい。

 

今日の一句

[その壱]

精神病 多いが少ない 犯罪率 大事な役割 ホストファミリー

解説: ギールの町について読んだ一句です。

[コメント壱]

この句から連想されるのは、ホストファミリーの存在が犯罪率の抑制に関与しているという仮説です。でも実のところどうなのでしょうか。授業では、そこまでは言っていません。因果関係を調べてみる必要がありそうですね。ちなみに、「ギールの街の人々」(精神医療委員会)という本があります。また、精神病者を収容せず、コミュニティでの共棲の試みとしては、「精神病院を捨てたイタリア 捨てない日本」(岩波書店)や、日本(北海道浦河!)だと「べてるの家」の活動が参考になるかも知れませんね。


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