質問にお答えします-第9回-

2015年7月29日 | By mori | Filed in: 心理学(2015年度).

(全文を読む場合はタイトルをクリック) 7月6日の講義内容に対して寄せられた「一句」です。今回は「一句」のみの投稿でした。

 

[その壱]

チンパンジー 文法理解の 力あり 自己埋め込みには 限界あり

[評壱]

チンパンジーには文法を理解する能力はあるけれど、自己埋め込み型の文(広くは認識)は難しいという意味ですね。上の句と下の句は逆接関係であることに注意して下さい。

チンパンジー(たぶんアイのことだと思うけど)が、表現するとき、品詞の順番に規則性を見せたことが、文法能力ありと詠んでいることの根拠になっているのだと思います。逆に、同じ単語を使っていても、語順によって意味が違うものの識別ってできたんだったっけか。これも文法理解能力なんだよね。

 

[その弐]

動物は 解発刺激に 左右され 有利か不利か 環境による

解説: 解発刺激は環境にあるもので、それが動物の生得的行動を引き起こし動物には働きやすい。生得的行動が有利に働くか不利に働くかは環境に委ねられている

[評弐]

解説を読めば、大体意味はわかると思いますが、解説の日本語には改善の余地ありです。前の文は「環境にある解発刺激は、動物の生得的行動を引き起こす。」の方がいいと思います。なぜだかわかりますか? 「引き起こす」と「働く」ことは同じではないですか? 余計な記述だということです。また「解発刺激は環境にあるもので」という書き方は、 解発刺激の説明をしていることになります。なぜ説明が必要? それを説明しないと、次の文がわかりにくいとか? そんなことないですよね。そこで、説明する文ではなく、形容詞句に変えてみました。

 

 


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