質問にお答えします-第2回-

2015年10月15日 | By mori | Filed in: 心理学(2015年度後期).

(全文を読む場合はタイトルをクリック) 前回の授業内容に関して寄せられた質問への回答です。

Q1. ギルバートライルは心はどこにあるかを考えるのを否定しましたが、結論的に機能(働き)にあると説いています。それは言い回しを変えれば心は物体(物質)自体に存在するという考え方になるように感じましたが、なぜそうならないのでしょうか?

A1. あなたが考えていることを、もう少し詳しく書いた方がよいかも。ライルの考え方が「心は物体(物質)自体に存在するという考えになる」と、あなたは感じたのですね。このことと、「心は機能である」(「にある」ではありません。場所じゃないから)が同じだと感じるのでしょうか。どうして両者が同じだと感じられるのだろう? 質問って伝わらないともったいないよね。
「なぜそうならないのでしょうか」とありますが、「みんな間違えている(あなただけが正しい)」「まだ問われていない(あなたが初めてこの問いを出した)」「あなたの質問が間違っている」のどれかだと思います。
ライルの考えでは、物質を離れて心は存在しません。なぜなら機能というのは、物質の振る舞い方だからです。よって物質がなければ、それが行なう振る舞いもなく、当然機能もありません。こういうことが知りたかったのかな?

               今日のおすすめ
今回の授業内容を、未受講の人におすすめするコーナーです。

[その1]
心理学を考えるときに心の場所を探すであろう、しかし、もしもどこにも心がないのだとしたら人は人の何をみて心だと定義付けているのかと言うことを考えることが出来た。
 あくまでも1、2回の講義での私自身の考えは、心というのは「人が感じる気持ち」ではないかと感じた。
 人が勝手に作った言葉が心であり、人が何かをみて感じたことは五感全てを心とまとめている気がした。あくまでも3時間の講義を聞いて自分が感じた考えです。皆さんも自分の心はどこにあるか自分の考え方で探ってください!

[コメント1]
 これを読んだ初学者は「心がないって誰が決めたのですか?」って尋ねるかもしれないよ。「ない」という前提で始めてるけど、もしこの授業でそれをやったら、あなたはなんて思っただろう。「心がないってなぜ言えるんだろう。僕には心があると感じられるのに。」とか思わなかったかな?
 次にこう聞かれるかな。「人が勝手に作った言葉が心」って、どういうこと。なぜあなたはそう感じたの? そう感じた根拠になっている授業の中身が知りたい。
 「あくまでも3時間の講義を聞いて自分が感じた考えです」「皆さんも自分の心はどこにあるか自分の考え方で探ってください」と言われて、この授業を聴いてみたいと思うかな? 「僕はこのお店、…..と思いました。皆さんもこのお店の料理を、自分の舌で試してみて下さい。(でも料理の説明はない)」と言われて、あなたはその店に行くかな?
 「おすすめ」は単に要約でなく、説得を含むから難しいよね。でも、会社づとめで営業する時なんか、こういうことをしなきゃいけなくなるよ。


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