札幌学院大学 英語英米文学科

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教員プロフィール

SANADA, Keisuke 眞田 敬介

眞田 敬介

専門分野

英語学、認知・機能言語学・英語文法論

学生へのメッセージ

 「おもしろき こともなき世を おもしろく」という高杉晋作の辞世の句があります(この後に「すみなすものは 心なりけり」という句が加えられたそうです)。私たちが今置かれている環境を、悩み苦しみつつも楽しんでいきたいものです。
 私は今の仕事が大好きです。学生と接すること(根が良い学生ばかりです)、そして授業とその準備を通して、自分自身も(いや、むしろ学生以上に)勉強し成長できるからです。こんな楽しい(きつい時もありますが)仕事はそうないと思います。
 どんな理由であれ札幌学院大学を入学先に選び、英語と関わることに決めた学生と出会い、切磋琢磨することを楽しみにしています。
 生まれは夕張、育ちは千歳。趣味は本屋巡り、ドライブ、カレー屋の食べ歩き、ファイターズ観戦(私がドームに行くと、なぜかファイターズは勝てません…)、そして旅行。国内外を問わず、現地の名物料理を求めて動き回っています(ノルウェーのニシンの酢漬けは美味しかった!)。

履歴・研究テーマ・業績

「英語学って何?」と聞かれ、一言で答えるなら「英語をじっくり観察して分析する分野」です。立ち止まってちょっと深く考えてみると、面白いことはたくさんあります。私がずっと調べているmustとhave toを例に取ってみましょう。どちらも「~しなければならない」などと訳されるものです。
「その二つは同じ訳だけど、本当に同じ意味なのでしょうか?」
→「mustが話者の主観や信念を含むのに対し、have toは周囲の事情からそうせざるを得ないというニュアンスを伝える」んですね。(プログレッシブ英和大辞典)
…ということで、これだけなら辞書を読めばおしまいですね。英語学は、ここから色々突っ込んで考えていきます。
「そのような使い分けは本当にされているんですか?」
→調べてみたら、mustを使っても良さそうな場面でhave toが使われることも結構あります(逆も同様)。
「じゃあ辞書で書かれていることは正しくない、ということ?」
→例文をたくさん集めて分析してみたら、「絶対」というわけではないけど「基本的には(典型的には)」上の区分で正しいことがわかりました。
「そうなんですか。ところで、mustって最初から『話者の主観や信念を含む』ような使われ方だったんですかね?」
→鋭い質問です。実はそれが今の私のテーマの一つなんです。
「あと、『話者の主観』ってそもそも何なんでしょうか?」
→それがとても難しい問題で、まだまだまとまりきらないので、5年後また聞いてくれます?
…こんな風に、どこにでも見られそうな英語の使い方をじっくり見て考えていくのが英語学です。英語学を勉強する過程で、英語をじっくり観察するので、英語力を伸ばすきっかけになります。そういう私自身が大学生のときに受けた授業で、英文法を意味や認知の観点から研究することの面白さに惹かれました。学生の皆さんにも英語や英語学・言語学の面白さを少しでも伝えられる授業を目指しています。

おすすめの本

・「<英文法>を考える」「英語の感覚・日本語の感覚」(いずれも池上嘉彦、著)
→読み易く、英語・日本語の意味の奥深さが味わえ、英語の力も付きます。

・「言葉のしくみ―認知言語学のはなし―(高橋英光、著)
・「言語学の教室―哲学者と学ぶ認知言語学―」(西村義樹・野矢茂樹、著)
→言語学の前知識がない方でも、認知言語学の全体像がつかめる入門書です。

・「魂のフルスイング」(小笠原道大、著)、「HOP STEP 稲葉JUMP!」(稲葉篤紀、著)
→不器用で真面目な生き方・考え方を読んでみて欲しいです。
眞田 敬介




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