授業紹介:社会福祉実習を夏に控えて(社会福祉演習Ⅱ)

福祉領域では、社会福祉士の受験資格を取得することができます。多くの学生が3年生の夏に社会福祉実習(4週間)を行います。前期は実習にむけての学習の真っ最中で、6月に3日間の事前実習を行いました。写真は、利用者や職員とのコミュニケーション場面の練習(技術演習)や、社会福祉士の方に来てもらって講話を聞いて学んでいる様子です。

グループにわかれて、実習場面を想定したコミュニケーションを検討。

グループにわかれて、実習場面を想定したコミュニケーションを検討。

 

6月の3日間実習で体験した場面をやってみる。

6月の3日間実習で体験した場面をやってみる。

 

ロールプレイといって役割をとって模擬的にやってみるという練習風景です。

ロールプレイといって役割をとって模擬的にやってみるという練習風景です。

 

医療領域では老人保健施設の支援相談員の方に来てもらいました。

医療領域では老人保健施設の支援相談員の方に来てもらいました。

実習は、児童領域、高齢者領域、障害領域、医療領域にわかれて29名が実習を行います。7月は事前学習の仕上げの時期となりますので、実習生の顔つきもよい緊張感が出てきています。

 

6月21日にオープンキャンパスがありました[人間科学科]

今年度、初回のオープンキャンパスがあり、人間科学科では学科説明のほか、ミニ講義「死を看取る支援:緩和ケア」、在学生による「本音トーク」などが行われました。

学科説明

学科説明

ミニ講義では、5つある領域のなかの福祉領域の教員から、死を看取る支援(緩和ケア)を行う社会福祉士の活動の紹介や、死が近くに迫った人に対して私たちがどのように向き合うことができるだろうか?について考えました。緩和ケアというと、緩和医療やホスピスという言葉もあるように、医療の問題、看護の問題というふうに考えがちですが、実は、人間科学科の多様な学問領域から掘り下げることができる学際的なテーマです。たとえば、死を目前にした人や家族の人の心理的な過程、死というものに対する日本人やその地域の人々の文化的背景、死とは何か・生きるとは何かという哲学的なテーマ、ひとびとにとって「死」という経験の社会学的意味、死生学という教育の必要性などです。難しいテーマでもありますが、考えるに値するテーマだと思います。みなさんも関心のある領域から情報を収集したり、考えてみてください。

会場の様子

会場の様子

社会福祉実習の実習報告会を開催しました

2013年12月21日(土)の午後、今年度の社会福祉実習の実習報告会を開催しました。

全員での集合写真

全員での集合写真

今年度の実習生は、37名で、そのうち児童領域が7名、高齢者領域が15名、障害領域が8名、医療領域が7名でした。ほとんどの人が夏休み中の約1カ月を現場にどっぷりとつかり、利用者とコミュニケーションをとりながら事例検討をおこなって相談援助(ソーシャルワーク)の理論と方法を学びました。

グループに分かれて発表

グループに分かれて発表

発表は、Ⅱ部制でⅠ部では実習概要の説明でした。各領域の実習先を紹介したのち、自分たちで命名した3つのタイプ「相談業務中心タイプ」「多種経験タイプ」「生活支援中心タイプ」にわけて、実習体験の違い・共通点が報告されました。そして、それらの相違点のなかから、「ソーシャルワークの専門性」というテーマが提示され、Ⅱ部へと引き継がれました。

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Ⅱ部では、支援展開にそった「利用者理解」「ニーズ把握」「アプローチ」に分かれての発表でした。実習中のいろいろな経験を報告しあいながら、なにが大事だとおもったのか、ソーシャルワークの専門性という観点からどのように理解すればいいのかという点が報告されました。

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準備には合計6コマの授業と、授業以外の多くの時間を使って、内容を検討し、発表原稿を作成し、配布資料やパワーポイントを作成しています。リハーサルも何度も行って、その都度、修正を加えました。ソーシャルワークの専門性という観点から、一貫して検討されていたため、聞き手の2年生にとっても伝わりやすい内容となったようです。

2年生から質問

2年生から質問

参加したのは、実習生のほか、次年度の実習生(主に2年生)、1年生、実習指導者の方、教員の合計100名ほどでした。2年生からは多くの質問もでて、質疑は活発でした。

外部講師による総評を頂きました

外部講師による総評を頂きました

最後に、発表を聞いて下さった小樽中央病院の医療ソーシャルワーカーの石田潔さんより総評を頂きました。石田さんは本学の人間科学科卒業生でもあります。熱いエールをおくってくださいました。

参加した次年度実習生は、ようやく「来年は実習に行くんだな」と実感が湧いてきたのではないでしょうか。人間科学科の社会福祉士課程では、次年度もひとりひとりの学生に丁寧な指導のもと実習教育を行っていきたいと考えています。

10月5日に映画「隣る人」(となるひと)の自主上映会を開催しました。

10月5日(日)に、人文学部人間科学科の「福祉分野で働く卒業生との交流会」主催で、映画「隣る人」(となるひと)の自主上映会と監督講演を行いました。本学学生、卒業生、一般の方、関係者を含め103人の参加でした。

刀川和也監督

刀川和也監督

この映画は、刀川和也監督が埼玉県にある「光の子どもの家」という児童養護施設を8年間、継続して撮り続けたドキュメンタリー映画です。「モザイクもしない、詳しい説明もテロップも入れない」やり方で、最初から最後まで、施設の子どもたちにとってのごく普通の日常の様子が写されていきます。主人公的な存在としてふたりの女の子の様子が追いかけられていて、職員の日々繰り返される食事づくりやかかわり場面、短いインタビューもありました。そのなかで、まりこさんという職員が子どもにとっての「軸になる人」が必要ということを話されていましたが、これが「隣る人」のことだと感じられました。

SGUホールでの開催でした。

SGUホールでの開催でした。

映画を観終わってもなお、じんわりと映像がまぶたに残るような印象の映画でしたが、上映後の監督講演では、なぜ撮影しはじめたかという経緯や、600時間を超えるビデオをどのように85分の映画に編集していったのか、その間の苦労や、葛藤なども率直にお話しいただきました。「くらしの細部にこそ人が生きる本質がある」「取材のなかで自分自身が変わっていって、寄り添う視点がうまれていった」「これは人間の成長物語ではなく人が人になっていくということ」「児童養護の問題ではなく人間関係の問題である」というお話のなかから、最後に「家族ではなく、血縁でもない人が日々のくらしのわずらわしさやめんどくささの中で培っていくつながりの大切さ」を語ってくださいました。

監督講演のあと、参加者の学生や卒業生、一般の方から次々と質問があり、充実したやりとりとなりました。(横山)

刀川監督と本学教員二通先生(懇親会にて)

刀川監督と本学教員二通先生(懇親会にて)

 

卒業生らを含む懇親会もありました。

卒業生らを含む懇親会もありました。

10月5日(土)13時より映画「隣る人」(となるひと)の自主上映会を開催します。

10月5日(土)13時より、映画「隣る人」(となるひと)の自主上映会を開催します。どなたでも申し込み不要・無料で参加できますので、是非多くの方のご参加をおまちしております。

10月5日(土)札幌学院大学G館SGUホールにて。

12:30~ 受付

13:00  開会(13:15~上映会)

15:00~ 監督講演

16:10~17:00 フロアと監督のやりとり

「隣る人」についてひとこと解説:8年間におよぶ児童養護施設の日常をドキュメンタリーとして作品にした映画で、自主上映会方式でしかみることができません。子どもたちと職員とのやりとりを中心に展開していますが、現代の家族、子育て、社会的養護のあり方などを考えさせられる映画となっています。今回は、刀川和也監督においでいただき、撮影秘話なども伺う予定です。

チラシはこんな感じです。

チラシはこんな感じです。

この上映会は、「2013年度福祉分野で働く卒業生との交流会」の一環として実施するものです。今年度は、広く一般の方にも声をかけて上映会を開催することとしました。是非おいでください。

大麻宮町公団自治会の夏祭りをお手伝いしました

8月4日(日)、大学の近くにある大麻宮町公団自治会の夏祭りのお手伝いをしました。

キッズコーナー担当打ち合わせ中

キッズコーナー担当打ち合わせ中

焼き鳥・焼きホタテチーム!

焼き鳥・焼きホタテチーム!

学生16名+教員(新田)1名の総勢17名で、焼き鳥を焼いたり、水風船を膨らませてヨーヨーにしたり、かき氷や飲み物の販売を手伝ったりと、いろいろ体験させていただきました。

水ヨーヨー作成中

水ヨーヨー作成中

 

竹馬星人に攻撃っ!

竹馬星人に攻撃っ!

最後には学生も参加してのビンゴ大会♪ 商品のお米やビールを狙って、皆真剣にカードとにらめっこしていました。

この団地のお祭りにボランティアとして参加するようになってから、もう8年くらいになります。

村上会長をはじめ自治会役員のみなさんが、「学生さん、よく来てくれたね!」と歓迎してくださり、「また来てね!」と期待してくださるのがありがたい限りです。

郊外の団地の行事は役員のなり手不足や少子化により、どこでも徐々に縮小傾向ですが、こんなふうに住民も学生も楽しみながら智恵と力を出し合ってお祭りを続けていければなぁと思っています。

打ち上げの様子

打ち上げの様子

8月19日より集中講義「人間論特殊講義(スクールソーシャルワークの最前線)」開始

人間科学科では毎年、テーマを変えて「人間論特殊講義」を夏期集中講義として開催しています。道民カレッジとの連携もしていますので、本学の履修学生に加え、道民カレッジの方が受講します。また、一般の方も受講できます。申し込み不要、参加無料ですので、当日、教室前での受付を行ってご参加ください。

テーマ スクールソーシャルワークの最前線

講義日程 2013年8月 19日(月)~8月 23日(金)

場所 札幌学院大学D館101教室

講義時間 2・3・4講(12:20~13:10までは昼休み)

     2講 10:50~12:20

     3講 13:10~14:40

     4講 14:50~16:20

主催   札幌学院大学人文学部

コーディネーター 横山登志子(人文学部人間科学科)

ねらい 

近年、学校では不登校やいじめなどの問題を抱える児童・生徒が増えており、そのなかにはさまざまな困難を抱える家庭の存在も少なくない。2008(平成20)年度より文部科学省は各地の先進事例をもとに小学校・中学校で「スクールソーシャルワーカー活用事業」を全国的に展開し、児童・生徒と、おかれている環境の両方に働きかけるスクールソーシャルワーカーを配置した。

本講義では、「スクールソーシャルワーカー活用事業」の5年を経過した現時点の、スクールソーシャルワークの現状と課題を浮かび上がらせることがねらいである。そのために、スクールソーシャルワークとは何かについての理論的枠組み、全国の活動や研究の動向、北海道の現状と課題、実践活動の報告を予定している。さらに、最終日は、典型的な事例をもとに援助内容を検討する予定である。

8月19日(月)「スクールソーシャルワークとは」横山登志子(札幌学院大学人文学部・北海道SSW活用事業エリアスーパーバイザー)

8月20日(火)「スクールソーシャルワークの実践報告」西陰貞子(元登別市SSW・精神保健福祉士)

8月21日(水)「北海道におけるスクールソーシャルワークの現状と課題」久能由弥(北星学園大学・北海道SSW活用事業スーパーバイザー)

8月22日(木)「日本におけるスクールソーシャルワークの現状と課題」山野則子(大阪府立大学・日本学校ソーシャルワーク学会理事)

8月23日(金)「スクールソーシャルワークの事例検討」河口まゆみ(北見市スクールソーシャルワーカー・社会福祉士)

福祉領域の授業風景:社会福祉実習にむけて面接技法の練習

社会福祉士課程を履修している3年生・4年生あわせて36名は、多くの学生が8月中旬から約1カ月の社会福祉実習を行います。現在、社会福祉演習Ⅱ・社会福祉実習指導の授業では、実習領域の基本的な知識や、実習先についての事前学習、基本的な面接技法などを学んでいます。今回、紹介するのは外部講師の方に来ていただいて、面接技法を体験的に学ぶという演習Ⅱでの授業風景です。

外部講師の村本好孝先生

外部講師の村本好孝先生

 
2人ペアで、ヒーロー・インタビュー

2人ペアで、ヒーロー・インタビュー

 

外部講師の奥田かおり先生による面接技法の授業

外部講師の奥田かおり先生による面接技法の授業

 

まずは大きな円になって。「何がはじまるんだろう?」

まずは大きな円になって。「何がはじまるんだろう?」

2人ペアで自己紹介のあとグループで他己紹介。

2人ペアで自己紹介のあとグループで他己紹介。

紙をみせないで言葉だけで図形を伝える。「なかなか難しい・・・!?」

紙をみせないで言葉だけで図形を伝える。「なかなか難しい・・・!?」

2人でペアになって実習生役と利用者役でコミュニケーション。「手振り身振りも非言語コミュニケーションですよ」(奥田先生)

2人でペアになって実習生役と利用者役でコミュニケーション。「手振り身振りも非言語コミュニケーションですよ」(奥田先生)

社会福祉実習では、社会福祉士の仕事の現場で、実習指導者のもとで日々、学びます。前期があと1カ月となった現在、履修生は事前学習への動機づけを高めています。

人間科学科で卒業論文発表会が開催されました

2013年2月12日・13日に人間科学科の卒業論文発表会が開催されました。1年近くかけて取り組んだ卒業論文を同級生や下級学生、教員に聞いてもらい、質疑をする機会となりました。発表学生は緊張感でいっぱいでしたが、やり終えた達成感も味わっていました。

写真は社会領域と社会福祉領域の合同発表会の様子です。今年度ははじめてポスター発表の形式で行いました。

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SGUホールで、学生ひとりひとりがポスターを前にして観客(同級生や下級学生や教員)に直接話しかけるというやり方です。発表時間を超えて質疑をしている様子もみられたほか、観客が発表者を何重にも囲むようなこともあり、発表学生、下級学生、教員からもこの方法が好評を得ていました。

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卒業論文は、これまでの学びの集大成となります。次年度の発表会も楽しみです。

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2012年度社会福祉実習 実習報告会の開催

2012年12月22日(土)に今年度実習生による実習報告会が開催されました。

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2012年8月から9月にかけての本実習を終えて、後期開始とともに実行委員会を組織し、「全領域に共通することと違い―実践を通して考えよう―」をテーマに準備をしてきました。実行委員会では先輩たちの報告会に参加した経験をふまえ、次年度実習生を巻き込んだ参加型の報告会にしたい!という思いをもって、毎週火曜日の授業終了後18時から検討を重ねてきました。

実習報告会は2部構成でした。第1部は主に次年度実習生を対象に「領域別実習施設概要報告」を行いました。児童・高齢・障害・医療の各領域から、その領域の実習についての説明があったうえで、「実習生の心の変化」と題して、ひとりひとりが、昨年度の実習報告会を聞いてから、実習を終えた現在までの変化を話しました。「実習先に電話連絡をするまで実習がイメージできなかったけど、事前連絡や事前実習でスイッチがはいった」という声などを聞いて、次年度実習生も、自分自身のこれからの経験を重ねあわせて聞いていたのではないでしょうか。
第2部は、「利用者主体」と「連携」という2つのテーマにわかれての発表でした。テーマにわかれて新たに編成されたグループでの検討過程は、教員をハラハラさせましたが、本番では、実習生の考える利用者主体や連携のあり方が自分たちの言葉で説明されていました。また、「利用者主体」ではロールプレイあり、「連携」では次年度実習生に意見を求める展開ありで、実行委員会が意識した参加型の報告会となりました。

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障害を抱える利用者に歯磨き支援をする場面のロールプレイ

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実習で検討した事例や、経験した場面を守秘義務に留意して報告

児童領域のロールプレイで使った小道具

児童領域のロールプレイで使った小道具

次年度実習生に笑顔で意見を求める実習生

次年度実習生に笑顔で意見を求める実習生

外部講評として、今年度は市立美唄病院の医療ソーシャルワーカーの武市浩之さんに来ていただきました。ギャグをところどころで挟みながらのコメントでしたが、「ソーシャルワーカーとはイコール相談される人ではない。相談する人は相手をみている。そして、何をどう相談するかを決めているので、信頼に足る人でなければ相談しないこともある」というお話には、学生一同、静かに聞き入っていました。

漫談のような講評でした。

漫談のような講評でした。

もちろん、終了後に大学近くの中華料理店で行われた実習報告会の打ち上げは大盛り上がりでした。

実行委員

実行委員

実行委員

実行委員