「地域社会の中での学生の新たな学びの形を探究する研究会」のお知らせ

人間科学科の社会調査室では、この度、「研究活動活性化事業」の援助を受け、杉山四郎先生や他学部の杉本修先生にもメンバーとして加わっていただき、「地域の人と触れ合い、交流することを通して学ぶ」という学びの形を探究する研究会を企画することにしました。

目的は、学生たちが、「学ぶ意義を十分理解し、高い学習関心と意欲をもって学ぶ」ようになるにはどのような学びが有効かを検証することです。

この研究会の第1回目を10月5日(水)の午後3時からA402教室で開催します。

大麻銀座商店街で「江別港」の代表である橋本正彦氏に、「地域社会の中での活動と学びの魅力」について話をしてもらうことになっております。多くの方々のご参加を心からお待ちしております。

(社会領域 内田司)

学科長のごあいさつ:新入生の皆さんへ

2016gakkacho人間科学科へようこそ。私たち人間科学科の教員・職員・先輩学生は、新入生の皆さんを心から歓迎します。
人間科学科には、多様な学問領域―社会学、社会福祉学、心理学、教育学、歴史学、言語学、考古学など―の専門家がいます。学問領域には、それぞれ独自の問題への取り組み方があります。つまり、社会学には社会学の、歴史学には歴史学の「人間に対する見方」があり、それらの多様な見方によって、「人間」に様々な方向から光を当て、多角的に検討していく、というのが私たち人間科学科の基本的なあり方です。
また、学問というのは、決して孤立したものではありません。様々な隣接する領域との関わり合いの中で、刺激を受けつつ進歩するのが学問の通常の姿です。例えば私は心理学が専門ですが、心理学は、社会学・歴史学・言語学・哲学などと深い関わりがあります。ですから、これらの知識を得ることは、心理学を学ぶ上ではとても大切です。また、心理学が応用される領域として、福祉学・教育学などがあります。人間科学科は、これらの学問相互の関わり合いを実感できる学科であると思います。
新入生の皆さんが、これからの大学生活の中で、様々な興味深い学問と出会えますように。専門的な深い知識を身につけると共に、多角的なものの見方も知ることが出来ますように。どうぞ充実した大学生活をお送りください。私たちは皆さんを心から応援しています。

人間科学科長 舛田弘子

新任教員をご紹介します

人間科学科にこの9月から、新しい教員スタッフが加わりました。教職の教育学分野を担当される、川原茂雄先生です。以下、先生に自己紹介をお願いしました。

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はじめまして。本年9月1日より人文学部人間科学科に特任教授として着任しました川原茂雄(かわはらしげお)です。主な担当科目は、教育学概論、教職入門、生活指導論など、教職課程の科目が中心となります。この8月までは、北海道立高校の公民科の教員として勤務していました。この35年間の高校教育現場での経験を、これからの大学での教育に生かしていきたいと思っています。次年度からは、学校・教師をテーマにしての専門ゼミも担当する予定です。それでは、今後ともよろしくお願いします。

 <記事と写真 川原先生/構成 舛田>

心理・教育領域で卒業論文中間報告会が行われました

7月18日、心理・教育領域の4年生32名による、卒業論文中間報告会が行われました。通常の卒論は、ゼミ単位あるいは個別指導で進められるため、他学生がどのような研究をしているのかがわかりません。また、就職活動や各種実習と重なり、忙しい時間を過ごしているなかで卒論に取り組むのは、孤独な作業だと感じて辛いこともあるかも知れません。

そこで私たちは、学生の相互の研究交流を目的として、このような中間報告会を行っています。今年で4年目になるこの報告会は、プロの研究者が、学会発表時に行うポスターセッションに倣って、4年生が前期の成果をポスターにし、それを掲示して、その前で発表を行うというものです。

以下、写真でご紹介します。

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会場はSGUホールです。ポスターを貼ったパネルが並んでいます。

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発表中。発表者も、それを聞く学生達も真剣そのもの。

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発表終了後の全体会。それぞれに講評・感想を述べあいました。

学生達からは次のような声が聞かれました。

「忙しい時期で発表ができる形にまとめ上げるのが大変でした」「この中間報告会に合わせて卒論を進められたので良かったです」「他の学生がどんなテーマに取り組んでいるのか、どこまで進めているのかわかって良かったです」「他の学生の発表を見て、参考文献の読みをもっとしっかりしなければと思いました」「これからもみんなで頑張っていきたいです」

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みんなで最後に記念撮影。発表が終わって安心したのか良い笑顔です♪

さて、これから夏休み。油断することなく卒論を進め、12月には余裕を持って提出できると良いですね。頑張れ4年生!

学科長からのメッセージ

2015年度の人間科学科の学科長は、文化領域の奥田統己(おくだ・おさみ)先生です。先生の研究テーマは、「アイヌ語静内方言の文法研究、アイヌ英雄叙事詩の研究」で、人間科学科では主に「口頭史口頭文芸論」、「文化動態論」を担当されています。以下は、先生から人間科学科の皆さんへのメッセージです。

人間科学科の特徴は、「社会」「福祉」「心理」「文化」「思想」という5つの領域が複合しているところにあります。ですので本学科では、社会福祉士、認定心理士、学芸員、教員などのさまざまな資格に-条件と努力しだいでは複数同時に-挑戦することができます。しかし本学科の特徴は、単に「さまざまなことが学べる」「たくさんの資格が取れる」という点にあるのではありません。人間は一人一人がさまざまな個性を持ち、違うことを感じ考え、それを異なったかたちで表現します。そうした人間の多様性に向き合うために、自分の視野を広げまた自分とは違う多様な関心をもって学ぶ仲間と接するのが、人間科学科の教育のねらいの一つなのです。

 2015年度は、1年生の必修科目「人間科学基礎論」が「多様性」を講義のテーマそのものとしています。本学科に入学してくる学生諸君の多様な個性と本学科のスタッフの多様な専門性がぶつかりあうことで、ともにこの大きなテーマに取り組んでいきたいと考えています。

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<文章と写真:文化領域 奥田統己先生>

学科紹介のページを新設し、ブログはこちらに移転しました

2013年12月に、新しく人間科学科の紹介WWWページを開設しました。

http://jinbunweb.sgu.ac.jp/ningen/

またこれにともない、従来の人間科学科ブログはURLを以下のとおり変更し、これまでの記事をすべて移行しました(このサイトです)。今後の新しい記事もこちらに投稿します。

http://jinbunweb.sgu.ac.jp/blog/ningen/

どちらともどうぞお引き立てください。

1年生「人間基礎科学ゼミナール」で全体発表会を開催しました

1年生の必修科目「人間基礎科学ゼミナールB」で、前期に学んだことをクラスごとに発表しました。

最初の発表でしたが、終わってほっと笑顔。

最初の発表でしたが、終わってほっと笑顔。

人間科学科では1年生の必修科目として「人間科学基礎ゼミナールA/B」を履修します。20名前後の学生が7クラスに分かれて、前期(A)はそれぞれのクラスのテーマについて学んできました。後期(B)で学んだ内容を1年生全員の前で発表します。

質疑に応答

質疑に応答

発表中

パワーポイントとレジュメを作成して発表

パワーポイントとレジュメを作成して発表

100人を超える参加者の前での発表・質疑になるので、クラスのメンバーは発表担当日までにかなりの準備をしてのぞみます。

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2013年度のクラス発表のテーマは以下のとおりでした.

1組:滋賀県立大津市皇子山中学校いじめ自殺事件、2組:子ども虐待の原因としての2つの立場、3組:「しつけの衰退」の真実、4組:沖縄の農業とTPP、5組:日本国内における同性愛について、6組:生活保護制度に関する諸問題について、7組:教育場面における体罰・暴力

討論班からいくつも質問がでます

討論班からいくつも質問がでます

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2年生は「人間科学基礎ゼミナールC」がありますが、学生は全員がクラス替えとなります。

10月5日に映画「隣る人」(となるひと)の自主上映会を開催しました。

10月5日(日)に、人文学部人間科学科の「福祉分野で働く卒業生との交流会」主催で、映画「隣る人」(となるひと)の自主上映会と監督講演を行いました。本学学生、卒業生、一般の方、関係者を含め103人の参加でした。

刀川和也監督

刀川和也監督

この映画は、刀川和也監督が埼玉県にある「光の子どもの家」という児童養護施設を8年間、継続して撮り続けたドキュメンタリー映画です。「モザイクもしない、詳しい説明もテロップも入れない」やり方で、最初から最後まで、施設の子どもたちにとってのごく普通の日常の様子が写されていきます。主人公的な存在としてふたりの女の子の様子が追いかけられていて、職員の日々繰り返される食事づくりやかかわり場面、短いインタビューもありました。そのなかで、まりこさんという職員が子どもにとっての「軸になる人」が必要ということを話されていましたが、これが「隣る人」のことだと感じられました。

SGUホールでの開催でした。

SGUホールでの開催でした。

映画を観終わってもなお、じんわりと映像がまぶたに残るような印象の映画でしたが、上映後の監督講演では、なぜ撮影しはじめたかという経緯や、600時間を超えるビデオをどのように85分の映画に編集していったのか、その間の苦労や、葛藤なども率直にお話しいただきました。「くらしの細部にこそ人が生きる本質がある」「取材のなかで自分自身が変わっていって、寄り添う視点がうまれていった」「これは人間の成長物語ではなく人が人になっていくということ」「児童養護の問題ではなく人間関係の問題である」というお話のなかから、最後に「家族ではなく、血縁でもない人が日々のくらしのわずらわしさやめんどくささの中で培っていくつながりの大切さ」を語ってくださいました。

監督講演のあと、参加者の学生や卒業生、一般の方から次々と質問があり、充実したやりとりとなりました。(横山)

刀川監督と本学教員二通先生(懇親会にて)

刀川監督と本学教員二通先生(懇親会にて)

 

卒業生らを含む懇親会もありました。

卒業生らを含む懇親会もありました。

10月5日(土)13時より映画「隣る人」(となるひと)の自主上映会を開催します。

10月5日(土)13時より、映画「隣る人」(となるひと)の自主上映会を開催します。どなたでも申し込み不要・無料で参加できますので、是非多くの方のご参加をおまちしております。

10月5日(土)札幌学院大学G館SGUホールにて。

12:30~ 受付

13:00  開会(13:15~上映会)

15:00~ 監督講演

16:10~17:00 フロアと監督のやりとり

「隣る人」についてひとこと解説:8年間におよぶ児童養護施設の日常をドキュメンタリーとして作品にした映画で、自主上映会方式でしかみることができません。子どもたちと職員とのやりとりを中心に展開していますが、現代の家族、子育て、社会的養護のあり方などを考えさせられる映画となっています。今回は、刀川和也監督においでいただき、撮影秘話なども伺う予定です。

チラシはこんな感じです。

チラシはこんな感じです。

この上映会は、「2013年度福祉分野で働く卒業生との交流会」の一環として実施するものです。今年度は、広く一般の方にも声をかけて上映会を開催することとしました。是非おいでください。