7月28日オープンキャンパスのミニ講義

7月28日(日)に、今年度第2回目のオープンキャンパスが開催されました。人間科学科では「やりたいを探しに、なりたいをつかみに」という学生を応援します。

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第2回オープンキャンパスの人間科学科ミニ講義では、「老いの意味の再検討」というタイトルで、高齢者福祉論を担当している新田先生が、普段の生活ではあまり考えることのない「老い」の経験や社会のなかでの「高齢者」の位置づけについてお話ししました。「高齢者」といっても、線引きはあいまいであることや、生きていくうえで避けがたい「老い」がどのように経験されるのか、からだと人間(社会)関係の両面から確認しました。そのうえで、かつては権威や幸せの象徴でもあった「長寿」が、「なるべく遠ざけたいもの」であったり「社会的負担」と認識されるようになったのはどうしてか、どのようにすればそのような見方を超えられるのかについて提起しました。

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次回のオープンキャンパスは9月29日(日)になります。今回、参加した方も、また参加できなかった方も、是非おいでください。

8月19日より集中講義「人間論特殊講義(スクールソーシャルワークの最前線)」開始

人間科学科では毎年、テーマを変えて「人間論特殊講義」を夏期集中講義として開催しています。道民カレッジとの連携もしていますので、本学の履修学生に加え、道民カレッジの方が受講します。また、一般の方も受講できます。申し込み不要、参加無料ですので、当日、教室前での受付を行ってご参加ください。

テーマ スクールソーシャルワークの最前線

講義日程 2013年8月 19日(月)~8月 23日(金)

場所 札幌学院大学D館101教室

講義時間 2・3・4講(12:20~13:10までは昼休み)

     2講 10:50~12:20

     3講 13:10~14:40

     4講 14:50~16:20

主催   札幌学院大学人文学部

コーディネーター 横山登志子(人文学部人間科学科)

ねらい 

近年、学校では不登校やいじめなどの問題を抱える児童・生徒が増えており、そのなかにはさまざまな困難を抱える家庭の存在も少なくない。2008(平成20)年度より文部科学省は各地の先進事例をもとに小学校・中学校で「スクールソーシャルワーカー活用事業」を全国的に展開し、児童・生徒と、おかれている環境の両方に働きかけるスクールソーシャルワーカーを配置した。

本講義では、「スクールソーシャルワーカー活用事業」の5年を経過した現時点の、スクールソーシャルワークの現状と課題を浮かび上がらせることがねらいである。そのために、スクールソーシャルワークとは何かについての理論的枠組み、全国の活動や研究の動向、北海道の現状と課題、実践活動の報告を予定している。さらに、最終日は、典型的な事例をもとに援助内容を検討する予定である。

8月19日(月)「スクールソーシャルワークとは」横山登志子(札幌学院大学人文学部・北海道SSW活用事業エリアスーパーバイザー)

8月20日(火)「スクールソーシャルワークの実践報告」西陰貞子(元登別市SSW・精神保健福祉士)

8月21日(水)「北海道におけるスクールソーシャルワークの現状と課題」久能由弥(北星学園大学・北海道SSW活用事業スーパーバイザー)

8月22日(木)「日本におけるスクールソーシャルワークの現状と課題」山野則子(大阪府立大学・日本学校ソーシャルワーク学会理事)

8月23日(金)「スクールソーシャルワークの事例検討」河口まゆみ(北見市スクールソーシャルワーカー・社会福祉士)

人間科学科の学生が「いのちのパネル展」を開催しました

人間科学科4年の山口紗季さんは、交通事故の被害者遺族のひとりとして、昨年度から学内で「いのちのパネル」展を開催しています。今年度も7月8日(月)から12日(金)の1週間、G館のホワイエで開催しました。

開催した山口さん

以下、山口さんからのメッセージです。

私が10歳の時、当時8歳の弟を交通事故で亡くしました。こんな事があるまでは、どこかの誰かが私とは無関係な世界で起こす悲劇だと、交通事故のニュースを見ても他人事に思っていました。あの事故から10年がたち、月日は残酷に流れて行きました。記憶が薄れ、声も忘れかけ、生きていれば作れているはずだった思い出も作れず、ただただ悲しく無念な気持ちになることがあるのです。

 「ねえ、兄弟はいるの?」こう聞かれて困ったことはありますか?私はこの質問がとても苦手です。「兄弟はいない」と答えられるとよいのですが、そう答えると弟を失ったという現実をまざまざと突き付けられるのです。また「事故で亡くした」と答えると、その場の空気を気まずくしてしまいます。この他にも日常生活で、何でもない場面でふと考えてしまうことはたくさんあります。私が異常に考えすぎなのかもしれない、同じ経験をした人と話してみたいと思い、北海道交通事故被害者の会の遺族の方に会いに行きました。遺族の方もやはり私と同じような思いをしてきたそうで、そこで、私が考えすぎていたわけではないことに気がつき、とても安心しました。そして、北海道交通事故被害者の会が訴え続けている「いのちの大切さ」について、私も被害者遺族の一人として訴えていきたいと強く思い、札幌学院大学でのいのちのパネル展開催に到りました。

 私は、被害者遺族の一人として、「他の人にはこんな経験を絶対にしてほしくない」と願っています。交通事故により、いつ誰が被害者になるかわかりません。でも、当事者でなくては、その苦しみ、無念さがわからず、どこか他人事のように思えてしまうものですよね。しかし、被害者への無関心から加害者の立場になってしまっては、取り返しがつきません。加害がなければ被害はあり得ません。

「いのちのパネル展」は札幌学院大学内だけではなく、北海道のさまざまな場所で開催されています。もし、見かけることがあったら、このパネル展をきっかけに、被害の実相を知り、失うはずがなかったいのちを失わないために何が出来るか、そのことについて少しでも考えていただけたら幸いです。

ふらっと立ち寄った学生も。

ふらっと立ち寄った学生も。

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パネルと山口さん

パネルと山口さん

札幌学院大学 人文学部 人間科学科 4年 山口 紗季

震災後、陸前高田市に継続して訪れている岸野亮哉さんが来て下さいました(大澤ゼミ・横山ゼミの合同ゼミ)

2013年7月10日(水)に、今年も写真家で僧侶である岸野亮哉さん(京都在住)が来てくださり、陸前高田市での活動で出会った被災者の声を届けてくださいました。7月12日(金)には人間科学基礎ゼミナールの履修生全員が参加する人文学部講演会でもお話を届けてくださいました。

月に一度、通い続けているなかで見えてくること、わかることを熱く伝えていただきました。

月に一度、通い続けているなかで見えてくること、わかることを熱く伝えていただきました。

「想いを寄せることは簡単。でも思い続けることが大事。」

「想いを寄せることは簡単。でも思い続けることが大事。」

被災地や被災者を近く感じることができる話しに圧倒されつつ・・・。

被災地や被災者を近く感じることができる話しに圧倒されつつ・・・。

岸野さんは、ある被災者の声「お互い、個人個人という関係でコミュニケーションができるための障壁を認めつつも、それでもそれが障壁とならない世界をめざしてほしい」という声を紹介してくださいました。また、「人々の生きざまをどれくらい想像できるか」ということや、「そこに思いをよせ続けることの大事さ」というメッセージを残されました。ありがとうございます。

人文学部講演会での様子

人文学部講演会での様子

G館のSGUホールに一杯の1年生。

G館のSGUホールに一杯の1年生。

6月23日(日)オープンキャンパス開催:人間科学科では「やりたいを探しに、なりたいをつかみに」というあなたを応援します

本学の今年度初回のオープンキャンパスが開催されました。人間科学科の学科説明とミニ講義、個別相談会の様子をお伝えします。
人間科学科では【やりたいを探しに、なりたいをつかみに】というあなたを応援する学科です。

藤野先生より学科説明「広く、そして深く学べます」

藤野先生より学科説明「広く、そして深く学べます」

人間科学科の学科説明
【4つの特徴と5つの領域】広い間口から、より深く学びを深めることができるという人間科学科の説明に、高校生たちは熱心に耳を傾けていました。
4つの特徴とは、①学際性と専門性(広く・深く)、②少人数のゼミナール教育、③フィールドワーク重視(調査や実習)、④資格課程の充実(特別支援学校教諭・社会教育主事・学芸員・社会福祉士と精神保健福祉士の受験資格など)です。5つの領域は、社会、福祉、心理・教育、文化、思想です。

ミニ講義
【子ども虐待について考える:「ひどい親とかわいそうな子」を乗り越えて】というテーマで、福祉領域の教員(横山)が30分のミニ講義を行いました。2010年7月に起こった大阪市での悲惨な事件(幼い子2人がマンションで遺体発見、後日、行方不明だった母を逮捕)を取り上げながら、子ども虐待とはなんだろう?北海道の子ども虐待相談(児童相談所)の実態調査結果をみてみよう、もういちど新聞記事の情報から逮捕された母子について考えよう、という流れで進めました。「ひどい親とかわいそうな子」という単純な対立でおわらせるのではなく、背景にある社会的な問題をつかむ力の必要性を高校生に語りかけました。講義終了後、個別に受講者から意見や質問などもあり、福祉領域に関心のある人もみられました。

ミニ講義

ミニ講義

聴覚障害を抱えた人のためにテイクが入りました

聴覚障害を抱えた人のためにテイクが入りました

個別相談会
ミニ講義終了後の12:30からは、見晴らしの良いG館8階で個別相談会が開催されました。人間科学科のブースでは相談を待つ人もありました。

説明に聞き入る高校生や保護者

説明に聞き入る高校生

パンフレットで説明

パンフレットで説明

学生スタッフが随所でサポートしてくれています。二通先生と一緒にパチリ。

学生スタッフが随所でサポートしてくれています。二通先生と一緒にパチリ。

今回参加できなかった方、次回も参加希望の方、7月28日(日)にお待ちしています。

改めてのお見舞いとお知らせ

東北地方太平洋沖地震および長野県北部地方地震により被災された皆様、関係の皆様に、心よりお見舞い申し上げます。犠牲となった皆様の冥福をお祈りし、また被災された皆様の生活と被災地域の一日も早い復興をお祈りいたします。
また本学・本学部では地震の被害にあわれた在学生、新入生の皆さんへのさまざまな支援を行っています。詳細は教員及び関係事務窓口にご相談ください。