湯本 誠

1980年代を通じて、自動車産業労働者を対象にした実態調査に共同研究のかたちで携わってきました。当時は、日本の自動車産業の全盛期でした。その過程で、調査や実証研究の方法だけでなく、研究のあり方などを学んで、産業・労働社会学を専攻するようになりました。この延長上で、熟練、企業社会、企業内人格形成といった問題についても考えてきました。また、イジメや自殺といった病理現象にも関心があり、社会学の講義では自殺を中心に検討しています。
本学には96年に赴任しました。今後は、北海道に根を張った研究をしたいと考えています。


◆担当講義


◆おもな著書・論文
「人格と社会−ゼーヴ人格理論の評価をめぐって−」(上・下) 『立命館産業社会論集』第22巻第3号〜第4号
「自動車労働者の熟練・技能とキャリア形成」(上・下) 『立命館産業社会論集』第25巻第3号〜第4号
『巨大企業体制と労働者−トヨタの事例−』(共著) 御茶の水書房
『企業社会と人間−トヨタの労働、生活、地域−』(共著) 法律文化社
「日本型企業社会に関する覚え書」 『滋賀文化短期大学研究紀要』第3号
「日本型生産システムと企業社会論」 『日本労働社会学会年報』第8号

◆おすすめの1冊
「トヨタの職場と企業社会−労働者調査に関する覚え書−』(札幌学院大学人文学会紀要)
とくにお奨めという訳ではありませんが、上記の長年にわたる共同研究、実態調査を通じて何を明らかにしてきたかを労働の分野に絞って、かなり苦労して研究過程を整理したものに「トヨタの職場と企業社会−労働者調査に関する覚え書−」があります。本学人文学会紀要第62号(98年3月)に掲載されます。